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温冷経絡治療とは

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《 温冷経絡治療 》

温冷経絡治療とは、私が子供の頃から鍼灸師であった祖母が数々の難病治療に使用し、最も効果を感じた治療法の一つです。

【三つの疲労が取れる】

「身体疲労」「内臓疲労」「心疲労」


現代人はストレスや生活習慣の乱れにより、身体・内臓・心の全てに疲労を感じている方が多いです。

まず身体の深部の疲れは内臓から発生します。
 

深部の治療ができると、首肩こりなど表面の身体疲労が治療され、回復に繋がります。

身体の内側と外側の両方が健康になることで、心も良い状態へと整っていきます。

正に、「身心一如」
身体と心は一つに繋がっていて、温冷経絡治療は身体・内臓・心の全てに働きかける唯一無二の

治療法です。

【治療の特徴は二つ】

1. 「温める」だけでなく「冷やす」

通常、「お灸」と言うと温めるだけのイメージですが、この治療法は炭で熱した特殊な「温灸器」と

氷で冷やした「冷球器」を交互に使用します。

 

特徴は、温灸は44〜45℃、冷球は0℃という少々刺激的な温度で皮ふに直接器具を当てていきます。
(※ご体調や感覚に合わせて温度は調整いたしますのでご安心ください。)

理由は、二つあります。

①自律神経が効果的に鍛えられる。

自律神経とは、呼吸、体温、血圧、心拍、消化、代謝、排尿、排便などの役割を持ち、人間の生命維持に欠かせない神経のことです。

その中でも「交感神経」と「副交感神経」があり、この両方のバランスを保つことで私たちの

身体・内臓・心は健康でいることが出来ます。

「交感神経」
→心身が緊張した時や活動時に優位

「副交感神経」
→心身がリラックスした時や睡眠時に優位

しかし、現代人は環境や物理的、人的ストレスに常に晒され、心身の不調が起きる要因に

囲まれています。心身の不調は、その人の幸福度にも影響を与えます。

 

もちろん、そういった環境から物理的に離れることが出来れば一番良いのですが、

それが中々難しいという方には特にこの治療はオススメです。

温冷経絡治療は、少々熱く(44〜45℃)冷たい(0℃)刺激を交互に皮ふに当てていきます。

 

それにより、身体にとって危機的状況を意図的に作り「交感神経」を優位にさせます。

 

そして、温冷のどちらも当てていない時に、身体は危機から解放され、安心して今度は「副交感神経」が優位になります。

これを繰り返すことで、自律神経が鍛えられ、日常生活でも「交感神経」と「副交感神経」が必要な時にそれぞれがスムーズに交代できるよう機能していきます。

仕事のストレスや人間関係、通勤中の満員電車、スマホ依存など、現代は常に心も身体も緊張して常に「交感神経」が優位な人が多いです。

また、温冷を交互に当てることで、血管が伸縮を繰り返し、温めるだけよりも血流が7倍以上になります。すると、血液中の疲労物質が回収され、新鮮な血液も体内を巡り、疲れが取れやすくなります。

 

サウナの温冷交代浴の「ととのう」とは、まさに温冷治療後の体感と似ています。

不眠改善、食欲増進、疲労回復、冷え性改善、頭と心がクリアになるなど、温冷治療直後の体感は、

正に自律神経が健康に働いているサインなのです。

②ヒートショックプロテインが産生される。

ヒートショックプロテイン(以下、HSP)とは、熱というショックを受けて細胞から作られるタンパク質のことで、様々な病気やストレス障害から身体を守り、老化予防や運動能力を向上させます。

「私たちの身体は60兆個の細胞からできていて、そのほとんどがタンパク質で作られています。」

つまり、細胞の健康は体内のタンパク質にかかっているのです。

そして、熱刺激によってつくられたタンパク質は、傷ついた細胞を修復し身体を健康にしてくれます。

身体を温めると、以下の健康メリットがあります。(一部)

◯免疫力アップ
→癌や菌を殺す、感染しにくくなる
◯血流改善
→疲労回復、老化予防
◯乳酸の産生が遅れる
→疲労回復、運動能力向上
◯基礎体温の上昇
→代謝が活発になり、脂肪燃焼、冷え性改善
◯汗が出る
→老廃物を出す、体温調節ができる
◯エンドルフィンの誘導
→脳内麻薬と呼ばれ、多幸感や鎮痛作用があるホルモン

では、なぜ44〜45℃という熱い温度で皮ふに当てるのか?

 

もちろんHSPの産生だけであれば、40〜42℃のお風呂に浸かるのでも問題ありません。

しかし、癌細胞を死滅させる効果や、内臓の不調を見つけるためには44〜45℃が適温なのです。

2. 西洋医学と東洋医学の融合

適切な身体の観察と治療のためには、身体のどの部分に温冷器を当てるのかが重要です。

 

西洋医学は理論や科学に基づいた学問で、東洋医学は経験に基づく再現性から生まれた学問であると

考えられています。

 

古来の人はこの西洋医学の理論を知る前から五臓六腑に関する「ツボ」を発見し、そのツボは、西洋医学で内臓の不調を表す場所とほぼ一致しています。

 

このツボを使いながら、お身体の不調を見つけ治療させていただいております。

【こんな方にオススメ】
◯首肩こり、腰痛、頭痛
◯全身疲労、倦怠感
◯ストレスを感じる時がある
◯自律神経の不調を感じる

◯基礎体温をあげたい
◯内臓の調子が良くない
◯便秘、下痢、食欲不振
◯生理痛、不順、更年期、冷え性
◯風邪を引きやすい
◯アレルギー症状

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